膝痛の原因 その2
こんにちは!
西海です。
今日は前回に引き続き膝痛の一つの原因、
膝が曲がってしまう要因についてお話していきます。
曲がってしまう要因には…
①猫背で背中が伸ばせない
背中が伸ばせないと頭は前方に倒れてきます。そうすると目線が下がってしまいますが、人間は頭を正面に向けて目線を合わせようとする性質がありますので(前を向けないと生活が出来ないので)、どこで合わせるのかと言うと膝になります。膝を曲げる事でバランスを取っています。
高齢者の方をイメージして頂けるとわかりやすいですね。
この様な方の膝痛では膝だけでなく猫背の治療も必要になってきます。背中が少しでも伸ばせる状態を作る事で膝も伸ばしやすくなりますし、負担も減ってくると思います。
②股関節が曲がっている
先程の猫背からくるパターンと似ていますが、股関節が曲がった状態で伸ばせないと体は前方に倒れてしまいます。そのバランスを取るのが膝になります。
股関節が曲がっているというのは色々な原因がありますが、多いのは反り腰で骨盤が前側に倒れているパターンです。
反り腰の方は股関節の前側の筋肉を過剰に使って立ち、反対側のお尻の筋肉があまり使えていない状態になります。
前側の筋肉が硬くなると骨盤が前傾と呼ばれる前に倒れた状態になり、その結果股関節も曲がった状態で固まってしまいます。
そのままだと体が前に倒れてしまうので、腰を反ってくる事でバランスを取ります。
これで反り腰の完成になります。
この際に膝でも体が前に倒れない様にバランスを取っているので膝にも負担がかかるという事です。
なので股関節の柔軟性や反り腰を改善する事が膝への負担を減らすポイントになってきます。
③体が左右に偏っている
人間は立っている際にどちらかに重心が寄っています。
その際に軸足の反対側は膝が曲がった形になっています。
この行為自体は誰もがやっている事なので問題ないのですが、この状態が長く続いたり、先程の①や②の膝が曲がる要因がある方などは膝が曲がった状態で固まってしまう傾向です。
この場合では立ち方や姿勢を改善していく必要があります。
この様に膝は様々な要因で曲がってしまうので、膝が曲がってしまう理由を探していく事が重要です。
当院ではこの様な膝痛で悩まれている患者様の痛みの原因を探していき、治療しています。
中々治らない膝痛でお悩みでしたら一度ご相談ください!