治りにくい腰痛の解決法
おはようございます!
西海です。
今日は治りにくい腰痛「中枢感作」の解決法についてお話ししていきます。
解決法と言っても簡単に治るものではありません。
施術者と患者さんとの間で信頼関係が必要になってきますし患者さん自身にも身体の事を理解して頂く必要があります。
それでは解決法についてお話ししていきます。
まずは患者さん自身に今の状態を理解してもらうことです。
患者さんは自分の腰が悪いから痛むと思っています。
腰の組織、筋肉であったり関節に傷があるようなイメージを持たれています。
しかし実際には腰の組織には問題はありません。
負担がかかり続けているのなら少しの異常などもあるかもしれませんが常に痛みの恐怖心で動かしていませんので腰の組織自体に問題は少ないと思われます。
梅干しの理論やパブロフの犬を説明してあげるといいかもしれませんね。
腰の神経が敏感になっているので痛くなっている状態だとわかってもらう事です。
次は運動する事で神経の上書きをする。
これはどういうことかと言うと
腰が痛むのは筋肉や関節などの知覚神経が敏感になっていますが
運動すると始めは痛みを感じます。
しかしそれは組織の損傷ではなく脳の誤作動です。
この痛みは問題ない痛みだと理解してもらい少しずつ簡単な動きをしていきます。
そして少しの痛みを耐えながら動いていきます。
そうする事で痛みを感じなくなっていきます。
もちろん簡単に痛みがなくなるわけではありません。
患者さんが先ほどの内容を理解し少しずつ恐怖と戦いながら運動をしていきます。
このように痛みの認識を変える事と運動する事で感覚神経を上書きすることにより改善させていきます。
中々改善しない腰痛や身体の痛みで悩まれている方は中枢感作になっているかもしれません。
もし心当たりがある方は当院にご相談くださいね!